笙吹きロバの

[簡単笙の洗い替え]のコーナー

最終更新日 2009.9

 

 [笙の洗い替え] って 何? と聞かれるかもしれません。

笙の修理にも色々あって、漆の塗り替えから竹の修理、金具の修理と色々有ります。

「笙の洗い替え」は「リードの青石を塗り替えること」です。

これも修理といったら修理でしょうが、笙吹きにとって[洗い替え][調律]は常に付きまとう作業です。

楽器店に修理に出せば済むことですが、是非一度チャレンジしてみてください。

 [簡単]としたのはロバなりに簡単に工夫したつもりですので、この言葉を使いました。 

 

用意する道具 笙を焙じる時の注意
洗い替え行程 笙の取り扱いに関して
洗い替えの限度 笙の調律コーナー 
息漏れの原因 竹管の修理
笙が鳴らない原因  
空鳴り、片音の調整 笙のページ  ロバの雑記帳

 

用意する道具 

小刀

金ノコの刃で作ったらよい。刃は落としておく。 ロバは片刃にしている。
ピンセット

リードをつかむために使用。先端を図のようにしておくとリードをつかみやすい。
洗い筆

書道用小筆の毛の部分を5o程残して先を切る。リードを洗う時に使用。
スポイト リードに青石水を垂らす時に使用。
面相筆(めんそうふで)

穂先の極めて細く長い画筆。

筆の尻を図のように切り込みを入れておく。青石のきわ取りに使う。

調律用こて

自転車のスポーク、太い縫い針等で作る。先端にロウが着きやすくするために曲げるなりして工夫する。

ロウ付け用こて

リードを根継ぎに付ける時などに使用。釘を叩いて作ったらよい。
アルコール リードについた青石、手油を落とす洗浄剤として。

蒸発したアルコールを吸う事になるので健康の為に燃料用のメチルアルコール(メタノール)(安価)ではなくて、エチルアルコール(エタノール)(高価)を使おう。

ホワイトガソリン、アセトン等の速乾性有機溶剤が使えるが危険性、健康上の理由で使用はやめておいた方がいい。ロバは以前アセトンを使っていたが今は使っていない。静電気等で爆発すれば大惨事になりかねない。その点アルコールはよく燃えるが爆発はしない。

火気厳禁・引火注意

ぬるま湯に台所用洗剤をいれたものでもいい。アルコールは後のふき取りが要らない。

 

電気コンロか炭火が入った火鉢等 笙を暖めたり、調律時に使用。
青石(孔雀石)

青石擦り皿との相性が重要。一つあれば一生もつ。

青石の粉末も使える。日本画の画材店にある。

青石水は作り置きも出来るが、日数がたてば石が凝集する事もある。

[青石汁]というのが販売されているらしい(武蔵野楽器)。

青石擦り皿(青銅製)

たなかやの青石硯 ふた付(写真の蓋はロバが漆を塗ったもの)

天理のたなかやに青石硯(しょうせきすずり)として1万円程で売っている。オススメです。
蜜蝋(みつろう:笙の修理でいう[蜜蝋]は蜜蝋と松ヤニの混合物)

蜜蝋はミツバチの巣から採ったロウに松脂を入れ長時間炊いたもの。

 参考:蜜蝋の作り方

リードを並べる板 千、十、下、乙....と記しておく。
調律用おもり 鉛玉、砂鉄、魚釣用のおもりをやすりで削ったもの。鉛を溶かして灰を混ぜて作る方法もある。鉄粉はさびが出るのでやめておいたほうがいい。
調律用チューナーか音叉 粗調律に用いる。
その他 ティシュペーパー、 ロウくず等を払う刷毛

以上の 調律・ロウ付け用のこて、青石、青石すり皿、蜜蝋、KORGチューナー等は天理市の(たなかや)、東京(武蔵野楽器)に揃っている。

 

洗い替え行程

 

 

リードをはずす

 

暖めてロウを柔らかくし、リードと根継の間に小刀を入れはずす。暖めず、そのままでも外れるが、竹の台に傷が付く場合がある。
リードの掃除

 

リードの周囲についているロウを小刀で取る。

青石をアルコールをつけた洗い筆で落とす。

調律用のおもりは出来ればそのまま付けて置くが、古いもの、取れかかったものは取る。

青石がこびり付いて洗い筆では取れないときは小刀で削り取る。

裏面の切りみぞは特に丁寧に掃除する。

リードの切りみぞにロウが回ってしまっている場合はリードを一晩アルコールに漬けておくと、ロウがパサパサになり掃除しやすい。ロバはこういう厄介なリードは、歯ブラシに「はみがき粉」をつけ磨けばよいと教わった。綺麗にリードの錆までも落ちる。

うっかりしていると振動部分に傷を入れたり、破損したりするので、この行程は特に慎重に。

根継ぎの掃除 リードをはずした後の根継ぎの上、側面のロウを取る。下のロウは取らずに置いておいたらよい。(後でリードを付けるとき誤って別のリードを付けようとすると寸法が合わないので違うと分かる)

根継ぎのリードが乗る部分を “舟(ふね)” と呼んだりするが、この部分に繊維くずが溜まりやすいのできれいに掃除する。

根継ぎの舟の部分に ロウが仕込まれているのがある( 七、彳 等)がそれは取らない方がいい。(空鳴り、片音の調整を参照)

竹管及び、竹管を取り去った頭に息をおもいっきり吹き込み、中のゴミ等を吹き飛ばす。 

大まかな調律

最終の調律を安易にするため。最後の調律で失敗すると最初からやり直す事になるので、出来るだけここでやっておく。チューナーでそれぞれの音を聞き、粗調律したらよい。

振動部分を裏から少し持ち上げ、先にロウを付ける。紙を挟み小刀で余分なロウを取る。

耳のそばで指で軽くリードをはじき、音程を確かめる。目的の音程近くになるまでロウを付けたり取ったりする。(ロウだけだと山盛りになってしまうので、鉛の粒などを入れる。)

いい加減なロウ付けをすると吹奏時に飛ぶおそれがある。関連

アルコールで拭く 洗い筆にアルコールをつけ、リードの表、裏面についた手の油を十分に落とす。油が付いていると青石がうまく乗らない。

これ以降リードの取り扱いはピンセットか、リードの側面を指で掴むようにする。

青石水を作る  

青銅皿に水をほんの少し入れ、青石を擦る。擦った青石を再度擦り潰すような感じで擦る。

青石の粉を使う場合も少し水を入れ、擦り潰すようにすればいい。青銅皿の代わりにステンレスを使っている人もいる。(色々試してください)

* 少々黒ずんでいる青石水でも乾けば青白くなる。

* 皿に水を多めに入れ、石をゆっくり回して作る方法もある。(昔は半日かけて青石水を作っていた時もあった。)  

* 青石と青銅皿の相性が悪ければ黒い汁だけが出てくる時が有る。(石が硬くて、皿が柔らかい場合)  

* 水と青石の相性が合わない場合、青石が凝集したりする。精製水を使うと良い。

* 経験上 青石粉末より皿で擦った青石の方が剥離しにくいように思う。

     剥離しにくい青石水を作ることが課題!!                            

リードに青石を垂らす  

上記行程で出来た濃い青石水に水を足し、よく攪拌しスポイトでリードに垂らす。リードを変に動かすと青石に皺が寄る。

二度塗りする人もいる。まず振動部分以外の所に青石水を垂らし、乾いたら今度は全面に青石水を垂らす。これは振動部分に多くの青石が着くと振動を阻害するとの危惧からであろうか。二度塗りが正統な方法かもしれない。

*青石を垂らす前にアルコールでしっかり拭いておかないとリードが水を弾く。

リードの上水を吸い取り、乾燥 上水(うわみず)が完全に澄んで、青石が下に沈んだら、ティシュペーパをこよりにして余分な上水を吸い取る。ついでに埃も。下の青石まで吸い取らないように注意。乾燥は動かさずに、埃が着かないように注意。青石は乾くと青白くなる。

この行程は省いても良いが、水分が蒸発するまで長時間かかる。 *おもりに鉄粉を使っていると赤錆が出ることがある。

際(きわ)取り、線付け 際取りは面相筆の尻のところでリード両側の青石を取る(小刀だけで際取りする人もいる)。

 

                          

線付けは“毛引き”の要領で振動部分の中央に線を入れる。定規を当てて線を引く人もいるが、じゃまくさい。下記の図では小刀を使っているがピンセットの先や面相筆の尻で同じように線を付けてもいい。

         

なぜ線を入れるのかというと吹奏時の音のバランス(空音、かた音の所を参照)を直すとき、この線の上に小刀を当てる。(この線が無ければ不細工な線がリードに付く)

*この行程も省いても良い。見栄えの問題である。
リード裏面の青石塗り

▲裏面青石塗りのイメージ図

おもり部分が枕となる

切りみぞの隙間を埋める最も重要な行程である。ここで手を抜くと息漏れが激しくなる。

青石を塗る前のリードを光にかざすと 光の回折(かいせつ)現象でリードの切れ目はかなり隙間が開いているように見える。

面相筆で青石水を谷間に塗り、乾いたら軽くリードを弾き、落ちる青石をあらかじめ落としておく。これを十数回繰り返すこともある。

軽くリードを弾いたとき、青石がポロポロ下に落ちる場合、青石水が原因かもしれない。

切れ目の隙間が大きければ 濃いめの青石水を塗る。だんだん隙間が小さくなってくると薄い目を塗る。切れ目の隙間が小さいリードは最初から薄い目の青石水を塗る。

塗った青石水が乾くとリードを光にかざし、光が完全に遮断されるまで青石を塗る。そして軽くリードを指で弾き、切れ目から“コ”の字の光が、かすかに漏れるところまで。これを繰り返す。

リードの取り付け 根継にリードを乗せ、こてでロウを付け固定する。

小刀で余分なロウを取っておく。余分なロウを取らないと竹を頭に挿した時、穴にロウが着く。

調律前の下準備 竹を頭に差し込み帯を取り付け、暖める。

穴を押さえずに息を入れる。息がほとんど入らない場合は洗い替え成功、空鳴り、方音を調整して、調律に進む。

リードが 柔らかいと どうしても息の圧力でリード振動部分に隙間ができ 息がスーっと入る。堅いリードなら ぴたりと息が止まる。

スーと息が入るようだったら原因を確かめる。

調律 [洗い替え]すると必ず調律という作業が必要となる。

 

洗い替えの限度 リードの切れ目の隙間が大きければ青石を塗って詰まっていても、すぐに飛ぶ。あまり隙間の大きい時は、いっそうのことリードを入れ替えた方がよいかも。
洗い替え時は 穴を押さえずに、ゆっくり息を入れる。 息がスーっと入るなら洗い替え時期かも。

注意 これを何回も、又息を必要以上に強く入れると青石がとぶので注意。

    リードが 柔らかいと どうしても息の圧力でリード振動部分に隙間ができ 息がスーっと入る。

    息漏れは根継ぎ部分からもあるので、見極めが必要。

リードに水滴をたらし青石が水を弾くようだと(水を吸わない)洗い替え時かも。

 

息漏れの原因 リード裏面の青石塗りが不十分。

  ★再度裏面に青石を塗る

頭への竹の差込が不十分。

  ★竹をぐっと差し込む。あまり強く差し込むと抜けなくなるので注意。

頭の穴と竹の根継ぎ部分からの息漏れ。

  ★これを調べるのにタバコの煙を吹き口からいれ、確かめる方法があるが、あまり何回もやるとタバコのヤニがつく。(この場合穴を押さえずに煙を入れる。自分では分からりづらいから人に見てもらうか、人に煙を入れて貰う。)

  根継ぎの部分に漆を塗るか、鏡の穴の周りに漆を塗る。かなり厄介である。

根継へのリードの取り付けが不十分。

  ★ロウ付けが不十分で隙間が開いている。再度ロウを付ける。

吹口の金具部分(口金)からの息漏れ。

  ★隙間を蜜蝋で埋める。

その他 以前、頭のひび割れ部分からの息漏れがあった。

 

笙が鳴らない原因

今まで鳴っていた楽器が鳴らなくなってしまった場合

調律用のおもり(ロウ)が飛んでいるか、リードに見合った量のおもりが付いていない。

竹にひびが入っている(屏上より下側に。 目に見えないひびでも鳴らないことがある)。

  ★ひび割れに応急措置として紙を貼り蜜蝋を塗っている楽器もあるが、後々のため、又ひび割れが進行するおそれがあるので、「」でしっかり修理した方がよい。 修理法

リードに繊維屑が挟まっている。

吹奏前に楽器を暖めずに吹いたので、リードが水浸しになっている。冬場は特に注意!!

楽器を焙じ過ぎて中のロウが溶け出し、リードの切り溝に回ってしまった。高温での暖めすぎに注意!!

 

 

空鳴り、片音の調整

指穴を押さえなくとも音が出るのを、「空鳴り(からなり)」がするといっている。「表鳴(うわなり)」がするともいう。

リードの振動部分が飛び出しているか引っ込んでいるかで色々な不具合な事がおこる。

 

 

笙リードの振動部が極端に出たり引っ込んだりしていると、ハーモニカと同じく吹くか吸うかどちらか一方しか音がでない。

振動部分が極端に外に飛び出しているとき、指穴を押さえずとも、吹くと音が出る(指穴を塞ぐと音は止まる)。吸うと音は出ないが指穴を押さえると音が出る。

  ★リード振動部分を上から小刀で押す。

 

 

内に引っ込んでいる時は、指穴を押さえなくても、吸えば音が出る(指穴を押さえると音は止まる)。吹く時は音は出ないが穴を押さえると音が出る。

  ★リードをはずし裏側から小刀で押す。 

  応急措置として リードの腰部分(図では右端)をコテや爪で押さえつけると振動部分が出てくる。

 

同じ『空鳴り』でも指穴をふさがない状態で、息をゆっくり(ホワーッと)入れたり出したりすると、,かすかに音が出る場合がある(このとき指穴を押さえると音が止まる)。この場合も上記と同じ現象だが、振動部分の出方、引っ込み方がわずかである。

 

ゆっくり吹いて鳴る場合は少し飛び出している。

ゆっくり吸って鳴る場合は、振動部分が少し引っ込んでいる。

 

指穴をふさぎ 吹いても吸っても音はするけれど、音の出方に偏りがある場合も(例えば吸うとよく鳴るが吹くとあまり鳴らない)、振動部分が少し出ているか引っ込んでいる。 これを、片音(方音、偏音)といっている。

 

吸うとよく鳴るが吹くとあまり鳴らない場合は、振動部分が少し飛び出している。

吹くとよく鳴るが吸うとあまり鳴らない場合は、振動部分が少し引っ込んでいる。

リードのなかには振動部分が波を打っているのがある。この場合見た目には下に引っ込んでいるのか出ているのか分からないので音をだして調製したらいい。まっすぐに出来れば真っ直ぐにする。

*雅楽事典によれば片音は「吹いた時と吸った時で音が異なること」とある。  吹う時、吸く時の音の周波数が大きく変わる片音ではリードを交換する必要がある。

 

七、彳の空鳴り

特に[七、彳]はリードの出っ張り引っ込み関係なく、吹いても吸っても空鳴りがする場合がある。

 [七、彳]は指穴が普通の竹管よりかなり上の方に付いているのでリードと指穴迄の間で共鳴していると考えられる。調整は厄介である。

一つの方法で効果が出なければ複数の方法を組み合わせてみる。何をやってもだめな場合、堅い目のリードに替える。

七、行 以外にも 上、八等のリードにも起こる場合もある。 軽い(柔かい)リードに起こりやすいようです。

 

根継の舟の底にロウを流し込む。

かなり多量に牢をロウを流し込まないと効果がでない。

 

おもりの付ける位置を変えてみる  (腰に近い方に付けてみる)

 *雅楽事典には「呼吸の息で表鳴する時は小簧の下に衡を置く。」 とあるのは 上記と同じ様な事か?

 

振動部分に厚めの青石を塗る
屏上に紙をロウで貼り付け、少し位置を変えてみる。

 (屏上にテープを貼り、効果を確かめる。 うまくいけば紙をロウで貼りつける。)

 

指穴を下方に斜めに削る

失敗すると取り返しがつかない事になるので十分気を付ける事。(初心者はさわらない方がいいでしょう) 

 

 

リードの振動云々ではなく吹き込んだ空気の渦が竹管のどこかで共鳴して「ビー とか スー」とかの音が出る場合もある。

どんな楽器でも指穴を押さえず、強く息を吹き込めば何がしかの不快音が出るだろうが、これは不具合ではない。

 

笙を焙じる時の注意

(高温での焙(ほう)じ過ぎにくれぐれも注意!!)

頭の鏡の中心が人肌程度の熱を持つまで暖める。頭の中には「心木」という頭と鏡を繋いでいる柱があるのだが、それに熱をもたすには冬場だと二〇分はかかる。季節に応じて暖める。

★頭部分だけでなく竹管の部分も暖め、湿気をとっておくと良い。ケースに納める前には特に。

両手で暖める。片方の手は必ず頭の部分に、もう片方の手は「帯」より下の竹管部分にあてて、くるくる回し、頭をまんべんなく暖める。頭部分の手で温度を見計う。

 ・笙の「帯」より上の部分は構造的に弱い箇所なのでそこを持たない。

 ・古い楽器は根継ぎがぐらぐらしているものがあり、片手だと頭がぽろりと取れる時がある。

★「笙保温器」なるものは大変便利だが、それに入れっぱなしはよくない。

★竹にとって、漆にとって 電気コンロか、炭火か。(どちらがどうなのであろう)

★昔ながらの「炭火」がもっともいいとは思うけれど。炎が出ているのは良くない。

★炭火は一酸化炭素中毒に注意。(要換気)

★高温で焙じ過ぎて 頭の漆が剥離したり、樹脂の頭が焦げたりしている笙を見かけます。

★蜜蝋の融点は 62〜64℃ とラベルに記されていました。

  高温で焙じ過ぎて中のロウが溶け出すと 洗い替えの一からやり直しです。

   

 ▲裏面を見るとリードの切れ目にロウが回り込んでいる。 これは厄介です。

 

笙の取り扱いに関して  

★リードに塗られた青石は特に剥離しやすいので楽器に強い衝撃を与えない。移動時はクッションのきいたケースに必ず入れる。

楽器は必ず箱に入れて保管する。竹をえさとするカミキリムシ類、蜘蛛などの虫が入りこむ事もあり。(竹食虫は特に白竹の笙)。

吹奏後しっかり焙じて乾燥させておく。濡れたままケースにしまいこむと必ず音が大きく狂う。(竹管の内側にカビが生える事もある。)

高温多湿な場所、乾燥しすぎる場所での保管は避ける。楽器にカビがはえたり、竹管にひびが入ったりする。また直射日光も避ける。(さすがの漆も紫外線に弱い

炎天下での楽器の車内放置は絶対にさける。中のロウが溶ける。

★頭なぞ漆が塗られているところを絹の布で拭かない。擦り傷がつく。柔らかい綿布がよい。

楽器を床、畳の上に直に置かない。頭にきずがつく。楽器を包んでいた袋等、柔らかい布の上に置く。

笙の枕は楽器に見合ったものを使う。あまり大きな枕を無理に入れると竹が反ってくる。

★練習の休憩中など楽器は必ずケースにしまい込むか、足で踏まれない場所に置く。(ロバは一度目の前で笙を誤って踏んでいるショッキングな光景を目にしたことがある)

 

先輩から教わった[笙の洗い替え]を自分なりに工夫しているのですが、これとて色々な方法が有ると思います。もっとよい方法があればお教え下さい。この場で発表させていただきたいと思います。

また[洗い替え]、[空鳴り]、[かた音]という言葉は雅楽団体によっては別の言い方をしているかもしれません。

前項  ロバの雑記帳