墨作りに挑戦!!
紙を作ったのでついでに墨を作っちゃおう ということで墨作りに挑戦。
植物の油に火をともし、その煤を集め、それを膠(にかわ)で練り込むのだ。
これも子供の自由研究です。
伝統墨作りでは菜種、大豆油を使うそうだが、
今回は天ぷら油の廃油を再利用した。
油に芯をさし、火をつけてその煤で墨を作る伝統的
なやり方です。煤集めに時間がかかります。
こういう装置を数多く作れば煤も早く集まるが、カップは後々使い物にならない。
煤集めが大変だ。
松煙という松の煤が売られているのでそれを利用してもいいね。
コップ1杯の油でわずかこれだけの煤。
写真では粒子が粗そうだが、かなり細かい。
膠(にかわ)は使いやすい粒状のものを使用。
楽器作りに使うものを利用した。
煤と膠の分量はいまいち分からないが、
「和墨造りは煤10に対し膠6が標準であるのに対し、
唐墨造りは煤10に対し膠10以上となります。」
「墨の造り方は中国も同じなのですか」というサイト
とありました。
それに水を入れふやかす。
膠がふやけたら湯煎して溶かす。 温度が重要。60℃〜70℃
溶けたら煤を入れ、かき混ぜる。 なかなか馴染まない・・・
そのうち煤が膠となじみ真っ黒なペースト状になる。
本来 この墨を熱くて柔らかい内にひたすら練るそうです。
が、
それをプリンの容器に入れる。
膠をよく精製したのがゼラチンです。
これは墨のゼリーです。ぷよぷよしています。
型からはずしました。
墨ゼリーのできあがりです。
つつく