いっそうのこと 笙 を作っちゃえ!!
のコーナー
おことわり
ロバは笙の楽器師ではありません。
このページはあくまでも チャレンジ のページです。
ロバが今使っている「笙」は 少し大きいのか ロバの指が短いのか どうもなじまないのです。
だったら 買えばいいじゃん と思うかもしれませんが プラスチック管ですら10万もします。
いまさらプラ管なんか買う気もないし かといって 煤竹のいいのは100万以上もする。
そこで 自己満足。 自分にあったのを 作ちゃお...というわけです。
ろくろ、竹組、漆、彫金、リード作りと すべて一人でやってみようと思います。
はたして うまくできるのだろうか? あまり期待せず見ていてください。
笙という楽器 実に不思議な楽器です。
しかし、ピアノやサックスなどの洋楽器に比べるとその構造は極めて単純です。
楽器を構成するパーツもそれほど多くはありません。
そこで 笙作りに挑戦 !!
今年は自分で作った楽器で ....
部品
名称 | 個数 | 備考 | ||
頭部分 | 鏡
心木 吹口 碗
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1 | 材質:鏡 ベークライト
その他 木 |
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共鳴管部分 | 竹管
根軸 |
17本 材質:木、竹 |
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金具部分
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帯 | 1 | 材質:銀か真鍮 以下同じ | |
逆輪 | 3 | 「千、也、言」 用
「千」用のは形状が異なる |
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屏上飾り | 2 | 「也、言」用 3〜4つの部品で構成 | ||
吹き口金 | 1 | 2〜3の部品で構成 | ||
乙穴金具 | 1 | |||
発音部分 | リ|ド | 15 | 材質:青銅 | |
その他 |
▲ 竹管の材料となった竹 近くの山に生えていた竹。数年乾燥させてある。 真竹。
▲ 鏡となる部分 ベークライトに穴を開ける。 厚さ5o程 |
▲ 頭部分 手製の旋盤にかけて作った。 材質:この木何の木、気になる木? ▲▼ 制作途中の頭部分 漆を塗っては磨き、塗っては磨き...
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▲ 帯 1本の真鍮の棒から作った。 ▲ 逆輪 屏上の飾り 真鍮板を加工し、銀ロウ付け。 ▲ 口金部分 口に当たる部分なので銀板を使用。頭に差し込む部分は真鍮。 |
▲ 漆乾燥中の竹管 |
一応 出来ました!! 見ると竹は隙間だらけ、漆塗りもいまいち。多少息漏れもする。 頭(かしら)には最初 絵を描いていたが 「梨子地(なしじ)もどき塗り」 にした。 あまりの不出来に人には見せられないな.....。 しかし、気合いを入れて 作れば もっと良いのが出来ると確信した。
ところでちゃんと鳴るの? 一応鳴りますよ へーみたいな音だけど...。 採ってきた竹が 以外と細く 出来上がりの楽器も小さくなってしまった。(長さ35p) 大人では指が入りにくいが、娘の練習用に使えそうだ。 2002.7
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2作目が出来ました。 一作目よりは かなりまともに出来たように思うけれど まだまだですね。 いちおう世界並に音はでますが.... 竹は竹屋さんで購入。 漆、銀、蒔絵材料は東急ハンズ。 頭の木材はホームセンターで。 白竹、本節、銀金具、本漆、蒔絵(もどき)仕上げです。
2003.12
ススキとモミジの蒔絵入りです。 一度やってみたかった....。 蒔絵は平蒔絵。本職が見たら笑ってしまいそうな できばえです。
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3管目ができました。 雅楽を 聞く楽しさ。 演奏する楽しさ。 ロバは 最近 楽器を作る楽しさを覚えました。 2005.7
白竹を 少し火で熱し、拭き漆を施し 「遠くから見たら煤竹風」 に仕上げました。 近くで見たら 「こげ竹」 です。わざと焦がしました。
花菖蒲 を蒔絵にしました。 今回は本物の金粉を使いました。 花びらの部分は高蒔絵です。 蒔絵は 奥が深いです。
本節 ならぬ 超本節。 本節より二節多い七つ節 にしました。 帯をはめるとき一番下の節に引っかかるのでした。
焦がし竹、銀金具、本金蒔絵、超本節なる オンリーワンの楽器が出来ました。
笙懲りもなくまた作っちゃいました 2006.11
鳳凰をあしらった平蒔絵です。 本金粉銀粉を使っています。 前回と同じく 7つ節 なる笙です。 まだまだです。自分が一番よくわかります。難しいですね。
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昨年 友達から写真のような笙を頂きました。 竹が上部ほとんど折れていて、リードも欠落していました。 修理するにもここまで壊れていれば・・・・ しかし捨てるにはもったいないし・・・
頭の蒔絵は比較的残っており、金具も揃っている そこで 竹管部分を全部取り替え、頭を修理、根継ぎ部分は再利用し リフォーム することにしました ◆
竹をすべて取り替え、頭、根継ぎ、金具部分は再利用。 リードはすべて作り替えしました。
竹の太さが若干違うため金具や帯が入りにくくて苦労しました。
蒔絵は比較的よく残っています 平蒔絵、高蒔絵の技法が施されています
2007.6
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