ロバ写真館
先日(2006.5.15〜18) 所用で台湾に行った。
20年ほど前に雅楽の演奏会で行った事があるが、20年ぶりの
台湾はただ懐かしく、そして大きく変わっていた。
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花蓮(フワーリエン) の萬さん宅にて
竹の筒の中に 餅米を入れ蒸されたもの。
竹の皮に入れられたものは日本の中華街でもよく見かけるが
こんなのは初めて。そしておいしかった。
竹筒を叩いて割って中身を食べる。
キャンプの料理に使えそう。
萬さん宅にて
花蓮市街地から タロコまで行く途中の 椰子やバナナの林。
椰子は ビンロウジのなる椰子。
このような何でもない風景がものすごく新鮮だ。
太魯閣(たろこ)渓谷の入り口にたつ門。
沖縄の守礼門に似ている。
太魯閣渓谷
大理石(石灰岩)で出来ている山が長年にわたり川に浸食されてできた渓谷。
このような風景が20数キロの続く。
日本では見ることの出来ない風景。
あまりの絶景に言葉も出ないほど。
萬さん知り合いの漁師さんの仕事場兼食堂 で
魚を中心にした料理を頂く。おいしかった。
マンボウ料理がでてきたのにはびっくり。
この木何の木、気になる木・・・・
何でもない木でしょうが新鮮に映る。
岩の上に根を張る木。
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台北で呉先生主催の晩餐会にて。
中華料理の奥の深さには全く脱帽。
世界三大博物館に数えられる故宮博物院。
まともに見ようと思えば数ヶ月はかかるという。
夏、殷時代の宝物に感激。
象牙などに緻密に彫刻された飾り物には目を見張るものがある。
お世話になった先生方と。
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新竹市で見かけたお寺。
台湾のお寺は皆このように賑やかだ。
赤い色がふんだんに使われている。
赤は目出度い、幸運を呼ぶ色だそうだ。
謝さん宅で飼われている小鳥。
半端な数じゃない。
鳥好きのロバにとってはうれしい。
画家であられる謝さんのアトリエ。
謝さんは岩絵の具と膠(にかわ)を用いた絵画、(日本でいうと日本画)
を書いておられる。
謝さん宅にて。
三国志でお馴染みの関羽をまつる 関帝廟。 (普天宮)
関羽は商売の神様。
外見は漫画チックなお寺だが、しっかり信仰は生きている。
日本では諸葛公明が人気だが 台湾では関羽の方が有名。
こちらは諸葛公明をまつるお寺。 新竹市。
新竹でお世話になった謝さんの弟さんの会社にあった茶卓?
木の根っこをうまく利用して作られた 見事なもの。
檳榔小姐(ビンラン シャオジエ)
台北では規制で見あたらないが地方へ行けば
道々にこのようなセクシーな格好をした少姐が「檳榔(びんろう)」を売っている。
その檳榔店の数は半端じゃない。
この小姐に見とれて交通事故や交通渋滞がおこるそうだ。
彼女達は檳榔やたばこを売るだけで
それ以上の事はしないとされており、単なる檳榔店の看板娘だそうだ。
ロバは 台湾にこのような檳榔を噛む習慣、このような店がある事を全く知らなかった。
「檳榔」を抜きには台湾の風俗風習を語れない程。
檳榔子(ビンロウジ)
椰子の木に似た檳榔樹(びんろうじゅ)になる実。
ドングリほどの大きさの未成熟の実に何かの葉をまきつけて売られている。
台湾では収穫額ベスト4に入る程の農作物だそうで、
これを口に入れ噛みタバコのようにガシガシとしがむ、たばこと並ぶ嗜好品作物。
覚醒作用、興奮作用があるそうで、
台湾では合法であるが、日本では麻薬に指定され、禁止されているそうだ。
このビンロウ 実は教祖伝逸話篇 「染物」の項に出てくる。
「ビンロージ色」のビンロウジとはこれのこと。
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お世話になった先生方ありがとうございました 謝謝。